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大阪府槍道連盟 斧道部
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〔神道発想流斧術の形〕
神道発想流斧術は、基本十本と斧道形十本の形からなるものです。
それぞれの段階に応じて心身を練る様、形において工夫がなされています。
斧の構え方
(1)中段の構え(左・右)
(2)上段の構え(左・右)
(3)下段の構え(左・右)
(4)脇構え(左・右)
(5)八相の構え(左・右)
基本は下記の10本あり、斧の操法の基本となるものであって、これを修得することにより斧道形が自由かつ円滑に行われるようになる。
■稽古のポイント
1.正しい姿勢と気位を高める。
2.間合がわかり、打突が確実となる。
3.動作が正解、機敏、活発となる。
4.個癖がなくなり、刃筋が正しくなる。
5.目付、眼が明らかとなり、気合が充実する。
・基本技には相対動作と単独動作の2種がある。
・斧道の気合は「打」斧の気合は「ヤー」、「仕」斧の気合は「エイ」と力強く腹から発声する。
〖学科試験問題例〗
学科試験問題(初段)
1 「三つの間合」について空欄を埋めなさい。
間合とは、自分と相手が互いに向き合った時の距離をいう。しかし、この位置関係には精神的な要素もあり、相対した心の関係も間合といえる。
(1)〔1〕の間合
ー一歩踏み込めば相手を打突し、一歩さがれば相手の打突を外すことができる間をいい、基本の間合とされている。
(2)〔2〕間合(遠間)
ー〔1〕の間から〔2〕間合をいう。相手が一歩踏み込んできて打突しても有効打突にならない相手との距離のある間をいう。
(3)〔3〕間合(近間)
ー〔1〕の間から半歩くらい踏み込んだ間合をいい、〔3〕間である。
2 斧道の「5つの構え」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)〔4〕ー斧道の基本の構えであり、この構えからすべての構えに移る。攻防自在の構え。
(2)〔5〕ー守りの構えであり、斧刃を床上すれすれの高さにして自由に対応できる構え。
(3)〔6〕ー攻めの構えであり、斧を頭上にあげ石突で相手を狙うような構え。
(4)〔7〕ー石突で自分の正中を守りつつ相手を狙い、水平に構える。
(5)〔8〕ーすぐに打突できる最も攻撃的な構え。
語群: 中段の構え 上段の構え 下段の構え 八相の構え 脇構え
3 制定形斧道を実施するときの「足さばき」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)足さばきは、すべてすり足で行い、踏み込み足は使わない。重心を上下動かさず、滑らかに行うことが大切である。
(2)足のさばきは、原則として一方の足に他方の足が伴う。特に打突時の〔9〕は残さずに、〔10〕に伴って引き付ける。
語群: 頭 前足 後足 両足 両手
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕一足一斧 〔2〕遠い
〔3〕近い
2
〔4〕中段の構え〔5〕下段の構え
〔6〕上段の構え〔7〕脇構え
〔8〕八相の構え
3
〔9〕後足 〔10〕前足
学科試験問題(二段)
1 斧道で「礼儀を大切にする理由」について空欄を埋めなさい。
斧道を修錬する上で、互いに心を練り、身体を鍛え、技を磨くためのよき協力者として、内には相手の〔1〕を尊重して常に感謝の念を持ち、外には端正な姿勢で礼儀正しくすることが、斧道にとって極めて大切なことである。稽古や試合の前後の〔2〕を立派に行うことはもちろんのこと、終始、正しい心、慎みの心、敬う心といった礼の本体を離れることなく、素晴らしい斧道を創造していくうえで、礼は大切な要素である。
2 「残心」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
残心とは、打突した後も油断なく、相手の動作に対応できる身構え、気構えをいう。
(1)打突後に〔3〕をとって、相手の動作に備える。
(2)打突後に適正な〔3〕をとり、自分の〔4〕を相手の中心につけるようにして相手の反撃に備える。
語群: 気 斧頭 間合 呼吸 打突
3 「呼吸」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)十分な力を出すには、息を〔5〕時か息を〔6〕時である。
(2)十分な力が出ないのは、息を〔7〕時である。
(3)十分な力を出すには、息を〔6〕ので自然と〔8〕が出る。
(4)平素からなるべく〔9〕に呼吸するように注意して、自分の呼吸を相手に〔10〕ないようにすることが大切である。
語群: 声 吸う 吐く 平静 悟られ 止める
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕人格 〔2〕礼法
2
〔3〕間合 〔4〕斧頭
3
〔5〕止める 〔6〕吐く
〔7〕吸う 〔8〕声
〔9〕平静 〔10〕悟られ
学科試験問題(三段)
1 「左座右起の内容」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
左足を約半歩退き、〔1〕、〔2〕の順について座る。
〔3〕、〔4〕の順で立ち上がる。
語群: 右膝 左膝 右足 左足
2 「稽古で心がけなければならないこと」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)斧の点検、準備運動、整理運動をはじめとした安全面に留意する。
(2)大きな目標や〔5〕をもって取り組む。
(3)〔6〕を重んじる。
(4)基本に忠実に稽古をする。
語群: 無関心 研究心 自尊心 礼儀作法 食事作法
3 「稽古で注意すること」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)正しい姿勢で〔7〕を充実させる。
(2)打突するごとに充実した気勢で、確実に〔8〕の一致をはかる。
(3)手先や腕だけで打突するのではなく、充実した気勢と体を伴って〔9〕から打突する。
(4)打突後は身構え、気構えなどの〔10〕をとり、次の打突に備える。
語群: 腰 手 足 体力 気力 知力 間合 残心 気斧体
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕左膝 〔2〕右膝
〔3〕右足 〔4〕左足
2
〔5〕研究心 〔6〕礼儀作法
3
〔7〕気力 〔8〕気斧体
〔9〕腰 〔10〕残心
学科試験問題(四段)
1 「斧道が上達するための要点」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
斧道の目的とその心構えを十分に把握し、〔1〕が修行であることを自覚して日夜〔2〕に修練して、自学、自習することが大切である。
その要点は、
(1)精神的・〔3〕的理論を研究すること。
(2)斧道形に習熟し、〔4〕を会得する。
(3)健康・安全に留意し、修業を中断してしまうことのないように努力する。
初心者はもちろん、高段者でも常に基本技に徹し、応用技を十分会得するとともに、心・技・体の一致を図るように努めなければならない。一切の邪念を去って〔5〕な気持ちで師の教え、先輩の指導を受けて練磨・精進することが大切である。
語群: 理合 気位 技術 素直 強情 悪心 熱心 数日 一生
2 「構えと目付け」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
目付けは、良い姿勢を維持するための目の役割とともに、相手の動きに対して、常に有利な体勢を維持したり、相手の変化に対応するための目の動きのことをいう。目は相手の顔面(目) を中心に、全体を見るようにするのが基本的な方法である。
(1)遠山の目付け(紅葉の目付け)
ー〔6〕を凝視するのではなく、遠い山を見るように相手の〔7〕に注目する。
(2)二つの目付け
ー特に相手の〔8〕とこぶしに着目する。
(3)脇目付け(帯矩の目付け)
ー相手の帯(腰)のあたりに目を付けて、相手と視線を合わせないようにする。
(4)観見二つの目付け
ー宮本武蔵のいう心を見る「観の目」を〔9〕働かせ、現象を見る「見の目」を〔10〕働かせて現象にまどわされないようにする。
語群: 斧頭 喉元 足元 胸部 腹部 全体 一点 強く 弱く
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕一生 〔2〕熱心
〔3〕技術 〔4〕理合
〔5〕素直
2
〔6〕一点 〔7〕全体
〔8〕斧頭 〔9〕強く
〔10〕弱く
学科試験問題(五段)
1 「守・破・離」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
芸の道では、守・破・離の階段を経て、道の完成を目指す。斧道でもこのような修業の段階を経る。守とは、初歩の段階を言い、破とは、初歩の段階を踏み破って進歩することを言い、離とは、更に破の段階を乗り越えて、斧の奥義を極めるに至るまで精進することを言う。
(1)守
ー斧道の修業がある程度に上達するまでは、師の教えを正しく守って稽古に励み、その形をしっかり身につけ、〔1〕や〔2〕を学ぶことを言う。
(2)破
ー斧道の修業を積んで、今まで学んだ師の教えを自分のものにするだけにとどまらず、なお進んで他の教えをも学び、その〔3〕を取り入れて「守」の階段より進み、自らの工夫研究を重ね新しい分野を開拓して、より一層幅〔4〕していくことが「破」の段階である。
(3)離
ー〔5〕研究し、更に修業して「破」の段階を乗り越えて、独自の新しい斧道の境地を創立する。すなわち斧道の奥義を極めることである。
語群: 理合 技術 暴力 短所 長所 苦心 良心 広く 狭く
2 「制定形斧道修練の必要性」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
斧道形は、現代の武道として〔6〕したものであり、〔7〕歴史の過程で〔8〕や精神面に深い内容を持つものに発達したものである。制定形斧道を正しく継承して次代に伝えることは大きな意義があり、また、私達の使命でもある。
斧道形を繰り返し修練することによって、斧道の基礎的な礼儀作法や〔9〕、斧の〔8〕を習得することができ、さらに内面的な気の働きや〔10〕といった斧道の原理原則も会得できる。このように斧道形は、斧道における規範となるものであることを深く認識し、平素から制定形斧道の修練に努めることが大切である。
語群: 理合 本能 暴力 捨身 長い 短い 創造 気位 技術
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕理合 〔2〕技術
〔3〕長所 〔4〕広く
〔5〕苦心
2
〔6〕創造 〔7〕短い
〔8〕理合 〔9〕技術
〔10〕気位
神道発想流斧術は、基本十本と斧道形十本の形からなるものです。
それぞれの段階に応じて心身を練る様、形において工夫がなされています。
斧の構え方
(1)中段の構え(左・右)
(2)上段の構え(左・右)
(3)下段の構え(左・右)
(4)脇構え(左・右)
(5)八相の構え(左・右)
基本は下記の10本あり、斧の操法の基本となるものであって、これを修得することにより斧道形が自由かつ円滑に行われるようになる。
■稽古のポイント
1.正しい姿勢と気位を高める。
2.間合がわかり、打突が確実となる。
3.動作が正解、機敏、活発となる。
4.個癖がなくなり、刃筋が正しくなる。
5.目付、眼が明らかとなり、気合が充実する。
・基本技には相対動作と単独動作の2種がある。
・斧道の気合は「打」斧の気合は「ヤー」、「仕」斧の気合は「エイ」と力強く腹から発声する。
〖学科試験問題例〗
学科試験問題(初段)
1 「三つの間合」について空欄を埋めなさい。
間合とは、自分と相手が互いに向き合った時の距離をいう。しかし、この位置関係には精神的な要素もあり、相対した心の関係も間合といえる。
(1)〔1〕の間合
ー一歩踏み込めば相手を打突し、一歩さがれば相手の打突を外すことができる間をいい、基本の間合とされている。
(2)〔2〕間合(遠間)
ー〔1〕の間から〔2〕間合をいう。相手が一歩踏み込んできて打突しても有効打突にならない相手との距離のある間をいう。
(3)〔3〕間合(近間)
ー〔1〕の間から半歩くらい踏み込んだ間合をいい、〔3〕間である。
2 斧道の「5つの構え」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)〔4〕ー斧道の基本の構えであり、この構えからすべての構えに移る。攻防自在の構え。
(2)〔5〕ー守りの構えであり、斧刃を床上すれすれの高さにして自由に対応できる構え。
(3)〔6〕ー攻めの構えであり、斧を頭上にあげ石突で相手を狙うような構え。
(4)〔7〕ー石突で自分の正中を守りつつ相手を狙い、水平に構える。
(5)〔8〕ーすぐに打突できる最も攻撃的な構え。
語群: 中段の構え 上段の構え 下段の構え 八相の構え 脇構え
3 制定形斧道を実施するときの「足さばき」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)足さばきは、すべてすり足で行い、踏み込み足は使わない。重心を上下動かさず、滑らかに行うことが大切である。
(2)足のさばきは、原則として一方の足に他方の足が伴う。特に打突時の〔9〕は残さずに、〔10〕に伴って引き付ける。
語群: 頭 前足 後足 両足 両手
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕一足一斧 〔2〕遠い
〔3〕近い
2
〔4〕中段の構え〔5〕下段の構え
〔6〕上段の構え〔7〕脇構え
〔8〕八相の構え
3
〔9〕後足 〔10〕前足
学科試験問題(二段)
1 斧道で「礼儀を大切にする理由」について空欄を埋めなさい。
斧道を修錬する上で、互いに心を練り、身体を鍛え、技を磨くためのよき協力者として、内には相手の〔1〕を尊重して常に感謝の念を持ち、外には端正な姿勢で礼儀正しくすることが、斧道にとって極めて大切なことである。稽古や試合の前後の〔2〕を立派に行うことはもちろんのこと、終始、正しい心、慎みの心、敬う心といった礼の本体を離れることなく、素晴らしい斧道を創造していくうえで、礼は大切な要素である。
2 「残心」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
残心とは、打突した後も油断なく、相手の動作に対応できる身構え、気構えをいう。
(1)打突後に〔3〕をとって、相手の動作に備える。
(2)打突後に適正な〔3〕をとり、自分の〔4〕を相手の中心につけるようにして相手の反撃に備える。
語群: 気 斧頭 間合 呼吸 打突
3 「呼吸」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)十分な力を出すには、息を〔5〕時か息を〔6〕時である。
(2)十分な力が出ないのは、息を〔7〕時である。
(3)十分な力を出すには、息を〔6〕ので自然と〔8〕が出る。
(4)平素からなるべく〔9〕に呼吸するように注意して、自分の呼吸を相手に〔10〕ないようにすることが大切である。
語群: 声 吸う 吐く 平静 悟られ 止める
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕人格 〔2〕礼法
2
〔3〕間合 〔4〕斧頭
3
〔5〕止める 〔6〕吐く
〔7〕吸う 〔8〕声
〔9〕平静 〔10〕悟られ
学科試験問題(三段)
1 「左座右起の内容」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
左足を約半歩退き、〔1〕、〔2〕の順について座る。
〔3〕、〔4〕の順で立ち上がる。
語群: 右膝 左膝 右足 左足
2 「稽古で心がけなければならないこと」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)斧の点検、準備運動、整理運動をはじめとした安全面に留意する。
(2)大きな目標や〔5〕をもって取り組む。
(3)〔6〕を重んじる。
(4)基本に忠実に稽古をする。
語群: 無関心 研究心 自尊心 礼儀作法 食事作法
3 「稽古で注意すること」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
(1)正しい姿勢で〔7〕を充実させる。
(2)打突するごとに充実した気勢で、確実に〔8〕の一致をはかる。
(3)手先や腕だけで打突するのではなく、充実した気勢と体を伴って〔9〕から打突する。
(4)打突後は身構え、気構えなどの〔10〕をとり、次の打突に備える。
語群: 腰 手 足 体力 気力 知力 間合 残心 気斧体
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕左膝 〔2〕右膝
〔3〕右足 〔4〕左足
2
〔5〕研究心 〔6〕礼儀作法
3
〔7〕気力 〔8〕気斧体
〔9〕腰 〔10〕残心
学科試験問題(四段)
1 「斧道が上達するための要点」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
斧道の目的とその心構えを十分に把握し、〔1〕が修行であることを自覚して日夜〔2〕に修練して、自学、自習することが大切である。
その要点は、
(1)精神的・〔3〕的理論を研究すること。
(2)斧道形に習熟し、〔4〕を会得する。
(3)健康・安全に留意し、修業を中断してしまうことのないように努力する。
初心者はもちろん、高段者でも常に基本技に徹し、応用技を十分会得するとともに、心・技・体の一致を図るように努めなければならない。一切の邪念を去って〔5〕な気持ちで師の教え、先輩の指導を受けて練磨・精進することが大切である。
語群: 理合 気位 技術 素直 強情 悪心 熱心 数日 一生
2 「構えと目付け」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
目付けは、良い姿勢を維持するための目の役割とともに、相手の動きに対して、常に有利な体勢を維持したり、相手の変化に対応するための目の動きのことをいう。目は相手の顔面(目) を中心に、全体を見るようにするのが基本的な方法である。
(1)遠山の目付け(紅葉の目付け)
ー〔6〕を凝視するのではなく、遠い山を見るように相手の〔7〕に注目する。
(2)二つの目付け
ー特に相手の〔8〕とこぶしに着目する。
(3)脇目付け(帯矩の目付け)
ー相手の帯(腰)のあたりに目を付けて、相手と視線を合わせないようにする。
(4)観見二つの目付け
ー宮本武蔵のいう心を見る「観の目」を〔9〕働かせ、現象を見る「見の目」を〔10〕働かせて現象にまどわされないようにする。
語群: 斧頭 喉元 足元 胸部 腹部 全体 一点 強く 弱く
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕一生 〔2〕熱心
〔3〕技術 〔4〕理合
〔5〕素直
2
〔6〕一点 〔7〕全体
〔8〕斧頭 〔9〕強く
〔10〕弱く
学科試験問題(五段)
1 「守・破・離」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
芸の道では、守・破・離の階段を経て、道の完成を目指す。斧道でもこのような修業の段階を経る。守とは、初歩の段階を言い、破とは、初歩の段階を踏み破って進歩することを言い、離とは、更に破の段階を乗り越えて、斧の奥義を極めるに至るまで精進することを言う。
(1)守
ー斧道の修業がある程度に上達するまでは、師の教えを正しく守って稽古に励み、その形をしっかり身につけ、〔1〕や〔2〕を学ぶことを言う。
(2)破
ー斧道の修業を積んで、今まで学んだ師の教えを自分のものにするだけにとどまらず、なお進んで他の教えをも学び、その〔3〕を取り入れて「守」の階段より進み、自らの工夫研究を重ね新しい分野を開拓して、より一層幅〔4〕していくことが「破」の段階である。
(3)離
ー〔5〕研究し、更に修業して「破」の段階を乗り越えて、独自の新しい斧道の境地を創立する。すなわち斧道の奥義を極めることである。
語群: 理合 技術 暴力 短所 長所 苦心 良心 広く 狭く
2 「制定形斧道修練の必要性」について語群より選択し空欄を埋めなさい。
斧道形は、現代の武道として〔6〕したものであり、〔7〕歴史の過程で〔8〕や精神面に深い内容を持つものに発達したものである。制定形斧道を正しく継承して次代に伝えることは大きな意義があり、また、私達の使命でもある。
斧道形を繰り返し修練することによって、斧道の基礎的な礼儀作法や〔9〕、斧の〔8〕を習得することができ、さらに内面的な気の働きや〔10〕といった斧道の原理原則も会得できる。このように斧道形は、斧道における規範となるものであることを深く認識し、平素から制定形斧道の修練に努めることが大切である。
語群: 理合 本能 暴力 捨身 長い 短い 創造 気位 技術
平成27年4月 大阪府槍道連盟
*解答
1
〔1〕理合 〔2〕技術
〔3〕長所 〔4〕広く
〔5〕苦心
2
〔6〕創造 〔7〕短い
〔8〕理合 〔9〕技術
〔10〕気位
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